健康サロンが解説|手足口病が全国で増加中 夏に知っておきたい感染対策と家庭でできる予防法
- 7月28日
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手足口病の患者数が増加している背景
夏になると毎年注意が呼びかけられる感染症の一つが「手足口病」です。今年も各地で患者報告数が増加しており、自治体や感染症情報センターでは注意喚起が行われています。大阪府では第26週(6月22日~28日)の報告数が7週連続で増加し、一部地域では警報レベルを超えました。東京都でも約2年ぶりに警報基準を上回るなど、全国的に流行が広がっています。
特に乳幼児での感染が多く、保育園や幼稚園など集団生活の場で感染が広がりやすいことが特徴です。一方で、大人が感染するケースもあり、家庭内で子どもから保護者へ感染することも少なくありません。
夏休みを前に人との接触が増える時期だからこそ、正しい知識を持って予防に取り組むことが重要です。
手足口病とはどのような感染症なのか
手足口病はエンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによって起こるウイルス感染症です。
主な症状は、
手のひらや足の裏、足の甲にできる発疹や水疱
口の中の痛みを伴う水疱
発熱(出ない場合もあります)
などです。
多くは数日から1週間程度で自然に回復しますが、口の中が痛くて食事や水分補給が難しくなることがあります。まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすこともあるため、高熱が続く、ぐったりしている、水分が十分に取れない場合には早めに医療機関を受診することが大切です。
なぜ夏に流行しやすいのか
手足口病は例年、気温や湿度が高くなる初夏から夏にかけて流行しやすい感染症です。
感染経路は、
咳やくしゃみによる飛沫感染
手指などを介した接触感染
便を介した感染
が中心です。
乳幼児はおもちゃを共有したり、手を口に入れたりする機会が多いため、集団生活では感染が広がりやすくなります。また、症状が軽くてもウイルスを排出し続けることがあるため、症状が治まった後もしばらくは衛生管理を続けることが大切です。
家庭で実践したい感染対策
手足口病には特効薬やワクチンがないため、日頃の感染対策が予防の基本になります。
家庭では次のような取り組みが推奨されています。
石けんを使った丁寧な手洗い
おむつ交換後の手洗いと消毒
タオルや食器の共用を避ける
おもちゃやドアノブなど、よく触れる場所を清潔に保つ
十分な睡眠とバランスのよい食事で体調を整える
また、症状がある場合は無理に登園・登校させず、体調を優先することも周囲への感染拡大を防ぐことにつながります。
正しい知識が家族を守る第一歩
手足口病は多くの場合、自然に回復する感染症ですが、流行期には家庭や保育施設で感染が広がりやすいという特徴があります。
だからこそ、過度に心配するのではなく、手洗いや衛生管理など基本的な感染対策を継続することが重要です。子どもの体調の変化を早めに把握し、水分補給や休養をしっかり行うことも回復を助けます。
夏はさまざまな感染症が流行しやすい季節です。家族みんなで正しい知識を共有し、毎日の生活の中で予防を意識していきましょう。
健康サロンは今後も薬剤師の患者対応に役立つ情報発信を継続し、皆さまの健康づくりに役立つ最新情報をお届けしていきます。



