若年層の過度なダイエット、医療費と生産性に影響 最新研究から見る実態
- 4月28日
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海外研究、医療費や家族の負担への影響に注目
若年層の間で見られる不適切なダイエット行動が、健康面にとどまらず経済的な負担にもつながる可能性が、海外の研究で示された。オーストラリアの大規模データを用いた分析により、医療費の増加や家族の生産性低下との関連が明らかになっている。
今回の研究は、2014年から2018年にかけて実施されたオーストラリアの縦断調査(LSAC)をもとに行われた。対象は14歳から19歳までの青少年およそ9,600人で、体重管理の方法や健康状態、さらに経済的な影響について幅広く調べている。
調査では、絶食や減量サプリメントの使用、食べて吐く行為といった体重コントロール行動について、自己記入式のアンケートを通じて把握された。これらは「不健康な体重管理行動」と位置づけられ、分析の中心となっている。
分析の結果、こうした行動を取っている若者は、そうでない場合と比べて経済的損失が平均で約453ドル多いことが確認された。医療費も平均で約399ドル増加しており、家族がケアに費やす時間などによる生産性の損失も、平均59ドルほど上回っていた。
さらに詳しく見ると、特に「絶食」や「食べて吐く行為」が費用の増加と関連していることが分かった。これらの行動は身体面だけでなく、日常生活全体に影響を及ぼす可能性があると考えられている。
医療費の算出には、公的医療制度に基づく支出のほか医薬品費も含まれている。また、生産性の損失については、保護者などがケアに充てる時間や余暇の減少をもとに評価されており、家庭への影響も反映された形となっている。
こうした結果について研究チームは、若年層における体重管理のあり方に対して、早い段階から適切な対応が求められると指摘する。情報提供や支援体制の整備が進むことで、将来的な負担の軽減につながる可能性があるとしている。
体型への関心が高まりやすい時期においては、極端な食事制限などに偏らないバランスの取れた生活が重要とされる。日々の食事や生活習慣を見直すことが、長期的な健康維持に寄与すると考えられている。
今回の研究は、不健康なダイエット行動が個人の問題にとどまらず、社会的なコストにも影響し得ることを示した点で意義がある。今後も若者の健康行動に関する継続的な把握と、それに基づく対策の検討が求められる。



